【雑学】チェリーとベリーの違いって?佐藤錦は?さくらんぼは?
6月も半ば、アメリカンチェリーや佐藤錦(さとうにしき)の季節になった!
みずみずしくって、とっても美味しい〜!!
...というのはさておき。
ふと感じた疑問。
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「あれ?チェリーとベリーって同じ...?どう違うんだっけ?
調べてみてすっきりしたからまとめる!
まず、ベリー(berry)というのは、園芸上の定義において小さく多肉で、しばしば食用にもなるような果実の総称。
イメージとしては、
・多汁質で丸い
・明るい色合い
・甘みor酸味がある
・多くの種子を持つが核を持たない
具体例を挙げると、
イチゴ(ストロベリー)、ラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリー、クランベリーetc
(ちなみに、植物学の世界では定義も違えば分類される果実も異なるみたい。
気になる人は調べてみてね。)
一方で、チェリー(cherry)というのは、バラ科サクラ属の果樹である実桜(みざくら)類の果実で、食用のもの。
日本での別名は桜桃(おうとう)。というか本来の名前はこちらのようで、農家さんは桜桃と呼ぶことが多いらしい。実桜の果実(子)という意味から、「桜の坊」と呼ばれたものがくだけて、「さくらんぼ」になったと言われているんだって。
そもそも、実桜が自生していた頃を振り返ると、主に2種類に分かれる。
・セイヨウミザクラ(中東からヨーロッパ)
・スミミザクラ(東アジア)
そして、16〜17世紀に本格的にヨーロッパ諸国がセイヨウミザクラを持ち帰り、ノルマン人がシェリーズ (cherise)と呼んだことを原点に、英語圏でチェリー(cherry)と呼ばれるまでになったんだって。
日本にセイヨウミザクラが伝来したのは明治時代と言われていて、今では全国各地で品種改良がなされているそう。
ちなみに、最初にあげた「佐藤錦」は、日本で最も美味しい希少なさくらんぼとして、この時期高値で売られているよね。
これは「ナポレオン」という品種と「黄玉」という品種を交えて生まれたものなんだって。そして、交配育成をした佐藤栄助さんの名をとって名付けられたそうだよ。
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ちなみに、さくらんぼのうちアメリカで作られるものが、アメリカンチェリーと呼ばれているんだ!